2017-06-07 (水)
第1回環境科学研究所講演会(共催:第26回環境気象学コロキウム)を下記の通り開催いたします。
講師:二宮洸三 博士(現在日本気象学会名誉会員 元気象庁長官)
題目:自然災害情報と社会:その問題点
日時:2017年7月13日(木)13:00〜14:10 場所:アカデミックキューブA204教室
要旨:自然災害への社会的対応策は大別して、「防災対応」と「減災対応」に分けられますが、このことが十分に理解されていません。自然災害の対応に必要な情報についても、2種類の情報があるはずですが、これも十分に理解されていません。情報の確度(精度)についても誤解があるようです。「減災対応」における情報の科学的意義についても、その社会的役割についても、もっと正確な理解がのぞまれます。また、臨機応変の対応を重視するべきか、マニュアルに従った対応を重視すべきかなど、などの問題も掘り下げたいと思います。