2024-02-15 (木)
いま、政府や地方公共団体の仕事の進め方を根本的に見直し、より効果的で効率的なもの に変える、「エビデンスに基づく政策立案(Evidence-Based Policy Making:EBPM)」と呼ば れる考え方が注目されています
これまでは、政策立案時に民意や社会の状況をキメ細かく、タイムリーに把握するには限 界があり、どうしても「大きな声」「身近な声」「理解しやすい声」を中心に政策が決まりが ちで、偏りが生まれる可能性を常にはらんでおり、エビデンスとなるデータを集めようにも、 予算や資源、人材の面で限界がありました。
しかしながら、近年、ビッグデータの整理・加工・分析や、人工知能(AI)の活用により 膨大なデータから一見見えにくい傾向の抽出が可能になりました。さらに、SNS やネット上 の膨大な情報や IoT を活用すれば、実社会の克明な動きを把握することも可能になり、専門 家でも気づかない隠れた民意や見えにくい社会課題を見つけだし、人手ではとても処理で きない量のデータから、網羅性が高く高精度なエビデンスを抽出できるようになりました。
立正大学では学部間連携により EBPMx データサイエンス x デジタルグリーンにより社会 課題を解決できる人材養成を行うべく研修会を行う予定であります。それに備え、自治体、 銀行、企業、一般の方々に EBPM の現状を紹介するセミナーを開催することになりました。
日時:3月8日 13:00-17:40
場所:立正大学熊谷キャンパス 1101 教室
費用:無料
主催:立正大学研究推進・地域連携センター
共催:一般社団法人 埼玉県中小企業診断協会、立正大学データサイエンスセンター、デ ータサイエンス学部、地球環境科学部
プログラム:
13:00 開場
13:30-14:30 ポスター展示
15:00-15:10 開会挨拶
15:10-15:40
(基調講演)政府における EBPM の取組み-インフラ政策分野の経済分析・EBPM を中心として-
国土交通省総合政策局 小林正典氏
15:40-16:10
EBPM とデータサイエンス (北村行伸 データサイエンス学部長)
16:10-16:40
EBPM におけるロジックモデルの役割と問題解決
-データ活用の基本的な考え方と手法について- (渡辺美智子 データサイエンス教授)
16:40-17:10
R6 年度 EBPM 研修の計画
(後藤真太郎 研究推進・地域連携センター長/地球環境科学部教授)
17:10-17:40 質疑応答
17:40 閉会
詳しくは、研究推進・地域連携センターにお問い合わせください。