コロナ禍における地理学科の野外実習の取り組み⑤:秩父地域における湧水調査

2021-02-20 (土)

ここでは、2020年11月上旬に実施した3年生対象の「フィールドワークⅡJ」(原美登里准教授担当)の様子を紹介します。

 

 フィールドワークⅡJでは、「秩父地域における水環境と人間活動」をテーマに、秩父地域の湧水・井戸・水路について、水質・湧出量、水利用、水辺景観に関する調査を行いました。現地では水質・湧出量調査を実施するとともに、水辺空間調査を実施しました。一部の水質は大学に持ち帰り、実験室での詳細分析も行いました。また、水辺空間については360度カメラを活用しました。すべてのデータはGIS(地理情報システム)を用いて、地図化および分析を実施しました。その結果、今回調査した秩父地域の24地点の湧水・井戸は6水系の水に分類できることが明らかになりました。なお、実習中および水質分析中はマスクを常に着用し、ソーシャルディスタンスを取って調査を実施しました。

 

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写真1 水質・湧出量調査風景

 

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写真2 水辺空間調査風景

 

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写真3 実験室で水質分析を行う様子

 

GIS

図 調査結果:秩父地域における湧水・井戸のpH分布(学生作成)