コロナ禍における地理学科の野外実習の取り組み (4):農山村地域の地場産業と地域づくり

2022-01-28 (金)

コロナ禍における地理学科の野外実習の取り組み その(1)その(2)その(3)に続き、今回は、2021 年 10 月中旬に実施した「地理基礎巡検」(深瀬浩三特任准教授担当)の様子を紹介します。

 

埼玉県比企郡小川町をフィールドに「農村地域の地場産業とまちづくり」をテーマに巡検を実施しました。まず、埼玉伝統工芸会館へ訪れ、2014 年にユネスコ無形文化遺産に登録された「小川和紙」について、和紙作りの体験をしながら学習しました。

 

また、近年、小川町は移住事業に力を入れていることから、小川町駅前にある小川町観光案内所&移住サポートセンターで、移住事業などについて学びました。そして、地形図を片手に巡検ルートの確認と景観観察をしながら、移住者による廃校や空き家を活かした飲食店などを見て回りました。その後、山道を登って仙元山見晴らしの丘公園へ行き、展望台から山々に囲まれている小川町を眺望しました。

 

巡検を通じて、学生は地域に関する資料や情報を記録し、地域の特徴を理解していきます。

 

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写真1 和紙作りに挑戦

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写真2 空き家を利用した小川町観光案内所&移住サポートセンター

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写真3 山々に囲まれている小川町の市街地